【解説・解答】令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験2級 マーケティング ※学習用
令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験
2級 マーケティングの解答集を作成してみました!
※学習用であるため、一部解答に誤りや不明確な部分がありますが、
ご指摘いただければ幸いです。今後、改良していきたいと思います!
本解説集の読み方
本解答集は不適切な選択肢について解説をしています。
また、参考として確度(作成者の解答の自信度)を記載しています。
確度A:ほぼ(90%)合っていると思う
確度B:たぶん(50%)合っていると思う
確度C:わからない(0%)or 自信ない(10%)
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問題1(確度:A)
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「市場開発戦略」→「×」
理由:
市場開発戦略は、既存製品の新たな用途を提案することでこれまでとは異なる顧客を提案することなので異なる
問題2(確度:A)
■用語の説明
・マクロ環境:自社にとって間接的に影響のある外部環境のこと
ex)政治・経済・社会・技術・法律等(人口動態、時代背景、技術進化)
・ミクロ環境:自社の働きかけによって影響を与えられるもの、
自社の力である程度コントロールが可能なもののこと
ex)顧客・競合等
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「ミクロ環境」→「マクロ環境」
理由:
テクノロジー環境はマクロ環境である
問題3(確度:A)
■用語の説明
・ライフスタイル・セグメンテーション:個人やグループの生活志向に応じて市場を細分化
<選択肢ア>(適切)
適切な理由:ペットを持つ世帯が増えているという生活志向に応じて業務領域を定めているため
問題4(確度:A)
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「リスクヘッジ」→「×」
理由:
ターゲット・マーケットを選定し、ターゲットを絞り込むと、
資源を集中して投下することになり、リスクヘッジはできない
問題5(確度:A)
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「差別化及びコスト・リーダーシップ戦略を採用」→「×」
理由:
差別化及びコスト・リーダーシップ戦略のどちらも一度に採用することはできない
問題6(確度:A)
■用語の説明
・Place(流通戦略):ターゲットにどのような経路や手段で届けるか。
ex)店舗、卸、通販、ネット等
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「Place」→「×」
理由:
市場の全ての顧客ニーズに対応する企業活動は、Placeではない
問題7(確度:A)
■用語の説明
・MIS:マーケティングの意思決定に必要な情報の収集、集計、分析、伝達および保管するためのシステム
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「全て」→「×」
理由:
全てマーケティング・リサーチで収集されるわけではない。
問題8(確度:A)
<選択肢ウ>
不適切な理由:
製品のメンテナンスや保証期間を延ばすと、製品購入後の製造者のアフターフォローにかかるコストが増加し、価格は向上する。
そのため、コスト・リーダーシップ戦略におけるコスト低減とはならない
問題9(確度:A)
■用語の説明
・電話調査:対象者に電話で質問を行い、意見や考えの回答を集める手法
・留置き法:調査員が自宅へ訪問調査し、後日再訪問して回収する手法
(人が直接訪問するため、特にコストは高い)
・面接法:1対1で深く質問する手法
(複雑な質問が可能で、かつ調査期間は長くなる)
・郵送法:調査票を対象者に郵送し、好きなタイミングで回答記入・返送いただく手法
・会場調査:会場に調査対象者を集め、アンケートやインタビューで調査を行う手法
→したがって、選択肢エが適切
問題10(確度:A)
■用語の説明
→問題文に「類似のものをグループ化する手法」とあるため、選択肢イが適切
問題11(確度:A)
■用語の説明
・イノベーションの採用モデル:「仮説」→「関心」→「評価」→「試行」→「採用」
→したがって、選択肢オが適切
問題12(確度:A)
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「相互依存性が小さい」→「大きい」
理由:
組織(企業)による購買行動は、特定の業界や企業と継続的に取引が行われることが個人よりも多く、相互依存が発生する
問題13(確度:C)
・新製品開発の流れ:
「アイデア創出」→「アイデア・スクリーニング」→「製品コンセプト決定」→「製品開発」→「市場テスト」→「商品化」
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「具体的な製品企画書が作成」→「×」
理由:
アイデア創出の段階では、製品企画書の作成は行われない。
「アイデア・スクリーニング」や「製品コンセプト決定」が行われた後に実施される
<選択肢イ>
※不適切な理由について、ご存知の方、教えてください!
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「試作品が作られ」→「×」
理由:
試作品が作られるのは、製品開発のタイミングである
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「製品アイデアが特定化」→「×」
理由:
製品開発を行うより手前のタイミングで製品アイデアは特定される
問題14(確度:A)
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「拡大」→「縮小」
理由:
販売量、市場シェア、利益率等が拡大しているタイミングは、製品改良が決定的に必要なタイミングとはならない
他の選択肢にあるような、より改良の必要性に迫られているタイミングの方が製品開発の必要性が高い
問題15(確度:A)
■用語の説明
・製品ライフサイクル:
製品ライフサイクル | マーケティング用語集 | 転職準備 | コンサルタントへの転職・リポジション・EXITならアクシスコンサルティングより引用
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「製品の試用」→「×」
理由:
製品の試用を促すのは導入期である
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「基本的機能を充実」→「×」
理由:
基本的機能を充実させるのは、導入期や成長期など、初期のタイミングである
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「競合他社が増加」→「×」
理由:
成長期に競合他社の増加は発生する
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「市場浸透価格戦略」→「×」
理由:
市場浸透価格戦略は導入期の戦略である
問題16(確度:A)
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「製品ライン補充」→「×」
理由:
補充は、同じカテゴリーの製品を導入し、同一市場を狙うことである
問題17(確度:A)
<選択肢ア>
不適切な理由:
ジェネリック・ブランド:競合のブランドを模倣した価格の安い製品ブランド
であるため、統一ブランドではない
問題18(確度:A)
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「割安価格」→「×」
理由:
割安価格にすると、ブランド力の維持ができなくなってしまう
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「プレステージ価格」→「×」
理由:
女性向けの既存ブランドイメージがあり難しい
プレステージ価格:購買意欲を刺激するため、あえて商品を高価格に設定すること
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「市場浸透価格政策」→「×」
理由:
市場浸透価格で安く販売をすると、既存のブランドイメージまで毀損しかねない
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「ハイ・ロープライス」→「×」
理由:
特売価格を設定し、価格を認知されてしまうとブランドイメージが下がってしまう
ハイ・ロープライス:特売により価格を変動させ、目玉商品を作ることで、集客を図る手法
問題19(確度:A)
■用語の説明
・イールドマネジメント:過去の販売データや需要動向をもとに価格を調整し、単位あたりの収益を最大化する販売戦略(ex,ホテルや航空会社)
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「均一価格」→「×」
理由:
均一価格だと、価格の調整がないため不適切
問題20(確度:A)
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「高級感」→「×」
理由:
年間100万本の販売数を目標としているため、高級ブランド帯の価格設定にすべきでない
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「コストを早期に回収」→「×」
理由:
コストを早期に回収するため高価格帯のブランドに近い金額で販売すると、年間100万本の販売数を目標達成は難しい
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「極端に低い」→「×」
理由:
極端に低い価格は、ブランドイメージを下げかねない
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「流通チャネルごとに販売価格を変更」→「×」
理由:
ある流通チャネルでの価格を認知されてしまうと、その価格としてブランドが認知されイメージが下がってしまう可能性がある
問題21(確度:A)
■用語の説明
・PSM分析:
PSM分析|マーケティングリサーチのマクロミル | マクロミル (macromill.com)より引用
・プロダクト・ポートフォリオ分析:
プロダクトポートフォリオマネジメントとは?一番わかりやすい入門編 |マケフリ (makefri.jp)より引用
・RFM分析:Recency(直近いつ)、Frequency(頻度)、Monetary(購入金額)の3指標より
顧客をグループ分けして、分析を行う手法
・5FORCE分析:「業界内での競争」「業界への新規参入者」「代替品の存在」
「買い手(顧客)の交渉力」「売り手(サプライヤー)の交渉力」の5つの視点から分析を行うこと
・3C分析:「顧客(Customer)、競合会社(Competitor)、自社(Company)」の3つの視点から行う分析
→したがって選択肢アが適切
問題22(確度:A)
■用語の説明
・需要の価格弾力性:価格の変動に対する需要の変動幅
(価格の変動以上に需要が変動すれば需要の価格弾力性が1以上で高くなる)
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「安い価格設定」→「×」
理由:
需要の価格弾力性が1より低いため、価格を下げても需要の増加を見込みづらい。
問題23(確度:A)
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「潜在顧客数が多い」→「×」
理由:
潜在顧客数が多いと、顧客接点が多くできる長いチャネルを採用した方が良いため不適切
問題24(確度:A)
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「経済的パワー」→「×」
理由:
飴と鞭による経済的パワーを使っても情報の価値を高めることはできず、
近年経済的パワーが重要視されていることもない
問題25(確度:A)
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「標準化する必要がない」→「必要がある」
理由:
一般に、データ交換のためには、データ規則や形式の標準化が必要である
問題26(確度:A)
■用語の説明
・レギュラーチェーン:同一の資本の中で多数の小売店が本部に管理、運営される仕組み
・ボランタリーチェーン:独立した小売業者が共通の目的を持った同業他社と連携して取り組みを行う仕組み
・小売りフランチャイズチェーン:加盟店が本部にロイヤルティを支払い、経営指導やノウハウ、商標使用権などを得る方式
・協同組合:共通の目的を持った人や会社同士が自発的に集まって作る事業体
→したがって、選択肢イが適切
問題27(確度:A)
■用語の説明
・コンフリクト:考え方や主張の違いにより発生する対立
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「常時、当事者同士の交渉は避けるようにする」→「×」
理由:
常時は過大表現である。当事者同士で交渉した方が、話がまとまりやすいことはある。
問題28(確度:A)
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「リバース・ロジスティクス」→「×」
理由:
リバース・ロジスティクスは、リサイクルや製品回収のような、利用者から生産者の流れのため、不適切
問題29(確度:A)
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「製品価値の向上」→「×」
理由:
製品価値の向上を行うのは、メーカーの役割であり、ロジスティクスの役割ではない
問題30(確度:A)
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「短距離輸送において検討」→「×」
理由:
飛行機でなく船で輸送したり、車でなく電車で運ぶような長距離の方が環境への負荷などを考えても効果が大きいため
問題31(確度:A)
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「リポジショニング」→「リデュース」
理由:
3Rは、リデュース、リユース、リサイクルである
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「1/3」→「7割」
理由:
家庭ごみの比率は7割程度あるので不適切
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「焼却」→「×」
理由:
ガラス瓶は焼却処分ではなく、リユースやリサイクルされるケースが多い
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「重さ」→「×」
理由:
重さではなく、強度が考慮される
問題32(確度:A)
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「ほとんど影響がない」→「×」
理由:
初期購買にパッケージが与える影響は非常に大きい
<選択肢イ>
不適切な箇所:
「上位」→「×」
理由:
マーケティングにはパッケージの要素も含まれるので、マーケティング担当者の方がパッケージ責任者より上位である
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「パッケージそのものの調査は行わず」→「×」
理由:
市場の売り上げの要因を分析するには、パッケージ単独の効果の検証も必要である
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「責任を負わない」→「×」
理由:
パッケージも製品のコストの一部であるため、責任は生じる
問題33(確度:C)
■用語の説明
・機能的価値:製品やサービスの機能・性能に対する価値(機能、容量等)
・情緒的価値:製品やサービスから受ける印象に対する価値(デザイン・質感等)
・意味的価値:顧客が主観的につける価値(こだわりを持った特定の顧客が大きな価値を見出す)
<選択肢ア>
不適切な箇所:
「価格競争が重視」→「×」
理由:
常に価格競争が重視されるわけではない
<選択肢イ>
※不適切な理由について、ご存知の方、教えてください!
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「認められていない」→「×」
理由:
意匠権については認められている
<選択肢オ>
不適切な箇所:
「意味的価値」→「情緒的価値」
理由:
ユニークな形状は、デザインについての価値であり、情緒的価値となる
問題34(確度:A)
■用語の説明
・プロモーションミックス:広告、パブリシティ、人的販売、販売促進をいかに効果的に組み合わせて実行するか
<選択肢ウ>(適切)
適切な理由:ターゲットやオーディエンスを設定することは、
マーケティングの最も基本であるSTPを定めることとなるため
問題35(確度:A)
広告費のランキングは変更することがあるため、
直近のランキングは、電通が出している「日本の広告費」のご確認をお願いします。
参考URL:
「2021年 日本の広告費」解説-広告市場は大きく回復。インターネット広告費がマスコミ四媒体の総計を初めて上回る | ウェブ電通報
問題36(確度:A)
■用語の説明
・CPM:ネット上で広告を1000回表示するごとにかかる広告費
・CPO(Cost Per Order):新規顧客一人の購入にかかった広告費用
・CPC(Cost Per Click):デジタル広告一回クリックに発生した広告費用
・CPA(Cost Per Aquisition):デジタル広告で購入やお試し一件にかかった広告費用
・CPR(Cost Per Response):サンプルやお試しの申込者一人にかかった広告費用
→したがって<選択肢エ>が適切
問題37(確度:A)
<選択肢エ>
不適切な箇所:
「景品表示法が及ばない」→「×」
理由:
ネット上でのコミュニケーションについても景品表示法は適用される
問題38(確度:A)
■用語の説明
・下請法(参考URL):
法律は変更もありうることから正確には、ご自身で確認をお願いします
→したがって、選択肢エが適切
問題39(確度:A)
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「プル戦略」→「プッシュ戦略」
理由:
人的販売はプッシュ戦略の典型である
問題40(確度:A)
<選択肢ウ>
不適切な箇所:
「影響を受けやすい」→「×」
理由:
パブリシティは他の広告と比べ、信頼性が高く他の情報源の影響は受けにくい
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